魚辞典

いかなごのくぎ煮

第十四回「いかなごのくぎ煮」

今回は「いかなごのくぎ煮」をご紹介しようと思います。

いかなごは、スズキ目イカナゴ科で漢字では玉筋魚と書きます。

しんこ、ふるせ、こな、かなぎ、小女子(こうなご)など地域によって呼び名が違い2月後半の解禁〜4月末頃までが漁期で2〜6cmが食べ頃だと言われています。

 

「いかなごのくぎ煮」は、醤油と砂糖、酒で煮詰めて作るもので、できあがりが釘の曲がった姿に似ているので、くぎ煮と呼ばれているそうです。

 

神戸や明石ではこの季節になると住宅街に煮汁の甘い香りが漂い、関西の春の風物詩になっています。

適度な歯ごたえがあり、噛めば噛むほど味がでて特にアツアツのご飯の上にのせて食べると絶品です。

もちろんお弁当のおかずや、酒の肴としてもおいしくいただけます。

 

築地山吉がお届けする絶品「いかなごのくぎ煮」をどうぞご賞味ください。

 

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